マロワール

マロワール(Maroilles、マロレスとも表記される)は、フランス北部オー=ド=フランス地方のアヴェーヌ(Avesnois)地域で生産される牛乳製のウォッシュタイプチーズです。1976年にAOC認定、1996年にAOPへと移行し、フランス北部を代表するチーズとして知られています。
正方形(四角い形)という独特のフォルムが目を引き、1辺約13cmのマロワール(約780g)のほかに、ソルベ(Sorbais)・ミニョン(Mignon)・カール(Quart)という3つのサイズが同じAOPの規定内で生産されています。
起源は西暦960年頃、フランドル地方のマロワール修道院の修道士が作ったチーズとされており、かなり古い歴史を持っています。名前はそのまま生産地の村名「マロワール(Maroilles)」に由来しています。
熟成中はチーズを定期的にひっくり返しながら塩水でブラッシング(洗浄)を繰り返し、これによって外皮はやがて黄色からオレンジ色、さらに赤みがかった色へと変化していきます。この繰り返しの洗浄が自然に発生する白カビを除去し、赤色酵母(リネンス菌)を育てることでマロワール特有の外皮が形成されます。最低熟成期間は5週間ですが、通常は2〜4ヶ月かけて熟成されます。
マロワールの写真
フォーケ・マロワール
Fauquet(フォーケ)社のマロワールチーズ。
「MAROILLES QUART」ということで4分の1サイズです。
チーズ オン ザ テーブル 天満屋岡山店で購入、2017年12月当時2,100円(税込2,268円)でした。
| 商品名 | フォーケ・マロワール |
|---|---|
| 種類別 | ナチュラルチーズ |
| 原材料名 | 生乳、食塩 |
| 内容量 | 210g |
| 保存方法 | 要冷蔵(10℃以下) |
| 原産国名 | フランス |
| 輸入者 | サヴァンシア フロマージュ & デイリージャポン株式会社 |
| 販売者 | 日本マイセラ株式会社 |
味と食べ方(ペアリング)
外皮はウォッシュタイプらしいツンとした強い香りを持ち、フランスのウォッシュチーズの中でも個性が強い部類です。一方で中の生地はやわらかくクリーミーで、甘みとまろやかなミルクのコクが広がります。外皮の香りの強さに反して生地の味はやさしいため、外皮を除いて食べる方もいますが、慣れた方は外皮ごと楽しみます。
フランス北部では伝統料理「フラミッシュ(Flamiche au Maroilles)」という、マロワールをたっぷり使った塩系のタルト(パイ)が郷土料理として有名です。そのままバゲットに乗せて食べるほか、グラタンやキッシュに使うと強い風味が料理全体に広がります。
ワインとの相性は、チーズの個性が強いためしっかりとした辛口の赤ワイン(ブルゴーニュのピノ・ノワールなど)が一般的なすすめです。また意外にも、フランス北部の地ビールとの相性がよく、麦芽の甘みとチーズの旨みが調和する組み合わせとして現地では好まれています。
購入店
- チーズ オン ザ テーブル 天満屋岡山店(2017年12月)




