ヴィニョロン・マール・ド・ミュスカ

ヴィニョロン・マール・ド・ミュスカ(Vigneron Marc de Muscat)は、フランス東部アルザス地方グラン・テスト圏で作られる牛乳製のミニウォッシュチーズです。アルザスの老舗チーズメーカー、フィッシャー社(Fischer)が製造しています。
重さは約125gとコンパクトなサイズで、わらの敷き物の上に置かれ結び紐で結んだ状態で販売される、アルザスらしい趣のある見た目も特徴のひとつです。
このチーズの個性はその名前に凝縮されています。「ヴィニョロン(Vigneron)」はフランス語でブドウ栽培農家・ワイン生産者を意味し、「マール・ド・ミュスカ(Marc de Muscat)」はアルザスのミュスカ(マスカット)ブドウの搾りかすを発酵・蒸留して作った蒸留酒(マール)のことです。熟成中にこのマール・ド・ミュスカで外皮を洗うことで、独特のワインの香りとウォッシュ特有の風味が生まれます。
フィッシャー社はアルザスの伝統チーズであるマンステール(Munster)の生産者として知られるほか、くるみやトリュフを挟み込んだ「ヴィニョロン・マルシェ」シリーズでも広く知られています。
マンステールとの関係
アルザスを代表するウォッシュチーズといえばマンステール(AOP認定)が有名です。同じ地域・同じメーカーが作るウォッシュチーズという共通点がありますが、ヴィニョロン・マール・ド・ミュスカはマンステールより小さなサイズで、洗いにマール・ド・ミュスカという果実酒系の蒸留酒を使うことでより華やかでフルーティーな香りが加わっています。
マンステールが塩水洗いのみの場合と比べ、ミュスカのブドウ由来の甘い香りがチーズ全体にほんのりと漂い、ウォッシュチーズとしてはやさしく食べやすい印象になっています。
ヴィニョロン・マール・ド・ミュスカの写真
フェルミエ麻布店で購入
2017年8月当時125gで1,620円でした。
| 品名 | ヴィニョロン マール ド ミュスカ |
|---|---|
| 種類別名 | ナチュラルチーズ |
| 原材料名 | 生乳、食塩、洋酒 |
| 内容量 | 125g |
| 保存方法 | 要冷蔵10℃以下 |
| 原産国名 | フランス |
味と食べ方(ペアリング)
口に含むとウォッシュチーズ特有の鼻に抜ける华やかな香りが広がり、その奥にミルク本来のまろやかな甘みが続きます。マール・ド・ミュスカで洗われた外皮からはブドウを思わせるほのかなフルーティーさが感じられ、爽やかな後味が楽しめます。
そのままバゲットやクラッカーと合わせてシンプルに食べるのが最もよい楽しみ方です。小ぶりなサイズなのでひとり用のチーズとして使いやすく、チーズボードのアクセントにもなります。
ワインとの相性はアルザスのゲヴュルツトラミネールや、同じマスカット系のミュスカ・ダルザスが産地の組み合わせとして最も自然なペアリングです。甘みと花の香りを持つ辛口〜やや甘口の白ワインがチーズのフルーティーな香りとよく調和します。
購入店
- フェルミエ麻布店(2017年8月)




