ガレ・ド・ラ・ロワール

ガレ・ド・ラ・ロワール(Galet de la Loire)は、フランス・ペイ・ド・ラ・ロワール地方アンジュー(Anjou)を代表する牛乳製の白カビソフトチーズです。
「Galet(ガレ)」はフランス語で「川原の丸石・小石」を意味し、その名の通りロワール川の川岸に転がる丸く平たい石を思わせる独特の形状がこのチーズ最大の特徴です。またロワール地方のシャトー(城)の外壁を彩る白いトゥファ―(tuffeau)石灰岩の色合いとも重ねられており、ロワール地方のアイデンティティが形に込められたチーズです。
アンジューのコルニエ=レ=カーヴ(Cornillé-les-Caves)村に1926年から続くフロマジュリー・ルイ・テシエ(Fromagerie Louis Tessier)がよく知られた生産者のひとつで、周辺農家から集乳した牛乳で丁寧に作られています。また、オーヴェルニュ地方のフロマジュリー・ド・ジュサック(Fromagerie de Jussac)など複数の生産者が手がけており、生乳(lait cru)を使うタイプと殺菌乳タイプが存在します。熟成期間は約10〜14日で、白カビ(ペニシリウム・カメンベルティ)によって外皮が覆われます。重さは約150〜260gほど。
ガレ・ド・ラ・ロワールの写真
フェルミエ 品川店で購入。
2014年3月当時1,280円(税込1,344円)でした。
味と食べ方(ペアリング)
白カビの薄い外皮はきめ細かくふわりとした質感で、熟成が進むと外皮にうっすらと黄わら色の筋が現れてきます。中の生地はアイボリー色でクリーミーかつ滑らか、口に入れるとバターのようにとろりと溶けます。風味はキノコや生クリームを思わせる穏やかな香りに、ほのかなヘーゼルナッツの余韻があります。口当たりはやさしく食べやすいので、白カビチーズ入門としても向いているチーズです。
食べる1時間半前には冷蔵庫から出して常温に戻すと、中心がとろりとしてきて風味が最大限に引き出されます。バゲットやクラッカーにそのまま乗せるのが定番で、はちみつや地元産のナッツ(ヘーゼルナッツなど)を添えると風味が引き立ちます。
ワインとの相性は産地のロワールワインが最高の組み合わせです。サヴニエール(Savennières、シュナン・ブラン)のミネラル感ある辛口白ワインがチーズのクリーミーさと対比を作り、アンジュー・ブランとの組み合わせも好相性です。サンセール(Sancerre)の白ワインも定番ペアリングとして知られています。
購入店
- フェルミエ 品川店(2014年3月)



