ブリック・ド・ヴァッシュ

「Brique de Vache」(ブリックドヴァッシュ)は、フランス語で「レンガ」を意味するBriqueと、牛乳のVacheを組み合わた、その名の通り長方形でレンガを重ねたような窪みが特徴的なチーズです。
Briqueと付くチーズはいくつかあり、特定の地域や乳種に限定された名称ではなく、フランス各地でその土地の乳(牛、羊、山羊)を用いて作られています。
古くからフランスの農家では、運びやすく保管しやすいこのレンガ型でチーズを作ってきました。代表的なものに、フランス中南部オーヴェルニュ地方の「ブリック・デュ・フォレ(Brique du Forez)」や「ブリック・ド・ジュサック(Brique de Jussac)」などがあります。多くは白かびタイプや、表面に酵母の凹凸がある自然な外皮(ナチュラル・ランド)タイプとして仕上げられます。
ブリックチーズの種類
いくつかの有名な名前に「ブリック」が付くチーズです。
- ブリック・ド・ヴァッシュ(Brique de Vache)
- 牛乳製。最も一般的で、バターのような濃厚さとマイルドな風味が特徴です。
- ブリック・ブルビー(Brique Brebis)
- 羊乳製。羊乳らしい甘みとコク、ナッツのような余韻があります。
- ブリック・シェーブル(Brique Chèvre)
- 山羊乳製。爽やかな酸味と特有の香りが楽しめます。
- ブリック・デュ・フォレ(Brique du Forez)
- 伝統的には牛乳と山羊乳の混合、あるいは牛乳で作られ、クリーミーで非常に優しい口当たりが魅力です。
いずれも共通して、熟成が進むにつれて外皮のすぐ下がトロリと溶け出し、芯の部分との食感のコントラストが生まれるのがこのスタイルの醍醐味です。
ブリック・ド・ヴァッシュの写真
Bon repas 麻布十番店で2014年7月当時120gで1,400円でした。
シェーブルチーズの「ヴェズレー」も購入しました。
味と食べ方(ペアリング)
全体的に塩分は控えめで、ミルクのフレッシュな甘みが活きた上品な味わいです。表面の薄い皮には独特の風味がありますが、クセは強すぎず、非常に食べやすい部類に入ります。
相性の良い素材としては、リンゴや洋梨、ブドウといった瑞々しいフルーツが最適です。また、クルミやアーモンドなどのナッツ類を添えると、チーズのクリーミーさが引き立ちます。薄くスライスしてバゲットに乗せ、少しだけオーブンで温めても美味しくいただけます。
お酒とのペアリングは、辛口の白ワイン(ソーヴィニヨン・ブランやシャルドネ)が特によく合います。また、軽やかでフルーティーな赤ワイン(ガメイやピノ・ノワール)とも相性が良いため、シーンを選ばず楽しめる万能なチーズです。
購入店
- Bon repas 麻布十番店(ボンルパ)(2014年7月)



