スーマントラン

スーマントラン
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    スーマントラン(Soumaintrain)は、フランス北東部で作られるウォッシュタイプのチーズで、牛乳を使ったソフトチーズです。

    表皮を塩水で洗いながら熟成させることで、ウォッシュ特有の香りと風味が出るのが特徴で、外側はやや湿ったアイボリー〜黄色の見た目になります。

    中身は白〜象牙色でなめらかですが、軽く粒感が残ることもあり、熟成が進むとやわらかくなり、状態によってはスプーンですくえるほどになります。

    形は平たい円盤状で、直径10cm前後の食べ切りサイズのものが多く、日本でも比較的見かけるウォッシュチーズのひとつです。

    ウォッシュの中では食べやすい

    スーマントランの特徴は「ウォッシュチーズでありながら比較的食べやすいタイプ」であることです。

    ウォッシュチーズは表皮の香りが強く出るものが多いですが、スーマントランは香りが強すぎず、ウォッシュ特有のクセが苦手な人でも食べやすいとされることが多いチーズです。

    中身はミルク感がありやさしい味で、外皮の香りとのバランスで成り立つタイプのチーズです。

    熟成によって状態が変わり、若いうちはやや締まりがあり、進むと外側からやわらかくなっていくため、同じチーズでもタイミングによって印象が大きく変わります。

    エポワスなどとの違い

    同じブルゴーニュ周辺のウォッシュチーズであるエポワスと比較されることが多いチーズです。

    エポワスはマールなどの酒を使って表皮を洗うため香りが強く出やすいのに対し、スーマントランは基本的に塩水で洗って仕上げるため、香りは比較的おだやかです。

    そのためウォッシュチーズの中ではクセが強すぎず、入門向けとして扱われることも多いです。

    見た目は似ていますが、香りの強さや食べやすさに違いがあり、ウォッシュチーズの中でも位置づけが異なります。

    スーマントランの写真

    三重県四日市市の「Boutique de Vin SUZUYA」で購入。
    2015年12月当時100gあたり1,000円で97gで970円でした。

    スーマントランというとモンドールのような木箱に入ってるのを見かけるので、厚みがそれほどないため、今回購入したのは多分木箱でないプティ・スーマントラン(Petit Soumaintrain)をさらにカットしたものだと思われます。

    味と食べ方(ペアリング)

    味はミルク由来のやさしい酸味とコクがあり、熟成が進むとほのかな苦味や深みも出てきます。

    外皮はウォッシュ特有の香りがありますが、中身は比較的マイルドで、全体としてバランスの良い味わいです。

    基本の食べ方はそのままパンと合わせる形で、特にブリオッシュやクロワッサンなど少し甘みのあるパンと相性が良いです。

    ワインはシャブリなどの辛口白ワインが定番で、チーズのコクをリセットしながら食べやすくなります。

    赤ワインなら軽めのものが合わせやすく、重たいタイプよりも香りが穏やかなものの方がバランスが取りやすいです。

    また軽く温めてパンにのせたり、料理に使うとよりクリーミーさが引き立つため、加熱して使う食べ方も向いています。

    保存と食べ頃

    ウォッシュチーズは乾燥すると風味が落ちやすいため、乾燥を防ぎながら保存するのが基本です。

    ラップやチーズ用ペーパーで包み、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。香りが強いため、他の食品への匂い移りを防ぐためにも二重にするのが無難です。

    食べる前は冷蔵庫から出して少し室温に戻すことで、香りと口溶けがよくなります。

    熟成によって状態が変わるチーズなので、中心が締まった若い状態から、とろける状態までの変化を楽しめるのも特徴です。

    購入店

    • Boutique de Vin SUZUYA(2015年12月)
    分類
    🧀ウォッシュチーズ🧀ナチュラルチーズ🇫🇷フランス🐄